お盆についての由来はいろいろありますが、先祖を大切にする儒教の教えに由来し、寺院が各家の戸籍を管理していた江戸時代に入って、盆行事も国民的な行事になって行ったようです。
8月7日を七日盆といい、この日から盆が始まるとも言われ、この日に、墓掃除をし、盆を迎える準備をしますが、最近では8月最初の日曜日する所が増えているようです。
また、8月10日は、「千日祭り」と言い、毘沙門さんに参ると、千日参ったと同じ御利益があるといってお参りします。特に行事はありませんが、かっては、盆踊りをしていました。
そして、8月24日は、「地蔵盆」、「送り盆」、「終わり盆」、「愛宕さんの祭り」などと言い、この日で盆が終ると言われています。
桑原では、「火ともし講」と言って公民館に集まって懇談し、夕方に公民館近くの「大石灯蘢」に松明で火を焚いて、各自が持参した「松明け」にこの火をつけ、自分の田の辺に立てていました。また、「万灯会」といい「万灯山」の上で火を焚いたと言われています。今では昔の思い出になっていますが・・・。