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1月2日に、恒例行事の「鹿倉山登山」があります。
山頂へは、篠山市桑原・河谷1コース、京都府福知山市三和町3コースの計4コースがあります。4コースからの登山者が山頂で交流し、お互いの幸福と健康を誓い合います。
「鹿倉山」は標高547.8メートル、360度展望でき、四季折々の風景を楽しむことができます。誰もが手軽に登れ、近年は、登山者が増えています。
また、登山コースには、河谷側には氏神、稲荷神社、福知山市三和町側には熊野権現神社、太平寺跡、轟水満宮があります。9月10日~11月15日までは、松茸シーズンのため、登山は禁止となります。
丹波市春日町野瀬、福知山市三和町菟原下、田ノ谷、篠山市桑原の四ヶ村に境を接する山で村境の山として「四ヶ村山」とも呼称されています。
1月の初寅の日に毘沙門堂の祭りがあり参拝者には当番が準備したおみくじを引くことができます。
「草山村誌」の一説では、次のように書かれています。
毘沙門堂は大同二年丁亥(807)稲葉六郎之を創建。
桑原村の北山に在り堂の広さ方一丈八尺柱は皆松を以ってす。
伝へ云う大同二年飛騨の工匠作る所と云う。
村に鶏を飼わず 偶々畜へば則千祟を為すと云う、叉不時畏を告ぐ且つ畜息せずと堂辺 の田泥に蛭生かせず併て云う毘沙門の僧む所
「河谷巻」では、1月15日に、6戸が当番で、全戸が集まり「伊勢神宮」をお祭りし、各戸の安全を祈願します。祈願が終ると宴会が始まり賑やかに会食が行われます。近年は、第2土曜日に変更され、「伊勢講」も新年会風に変わりつつあります。
また、「上地巻」でも1月の第1日曜に、5戸が当番で、全戸が「大師堂」に集まり「伊勢講」を行った後、新年会が行われます。