県内の集落が村おこしの手法や活動などを競う第2回「M(むら)-1グランプリ」が11月26日丹波市青垣町で開催され、丹波、篠山、養父、宝塚、尼崎などの自治会など参加し、1団体12分の持ち時間で活動を発表し、「桑原自治会」が最優秀賞を受賞しました。
平成15年度の「ふるさと桑原相・愛交流事業」、平成16年度の「多自然居住宵宮コンサート」の実施、平成17年度から地域の資源や魅力を分析・協議するとともに、各自が持っている知識や写真を集め「歴史・言い伝え」、「年中の歳時記」、「四季折々の写真」などの形でデータベース化し、歳時記カレンダーやホームページなどの作成。そして、神戸大学農学部学生とのワークショップ。山林活用のひとつの「炭焼き窯」の製作に取り組んだ地域住民と外部協力者の協働の「場」づくり等が評価されたのだと思います。
今後も、楽しみながら継続でき、出会いの場を設ける地域づくりをめざします。
また、今回の受賞により、12月9日(土)加古川市の若宮小学校で開催される「未知普請近畿大会inひょうご参画と協働のまちづくりサミット」の「まちづくり・むらづくり分科会」で、事例発表をします。
今年の4月から箱部峠で製作してきた「炭焼き窯」が完成しました。
昔、桑原の生業(なりわい)は炭焼きが中心でした。しかしながら、生活様式の変化からその作業は段々なくなっていき、今では、数人窯製作の方法等を知っておられるだけになっています。
一昨年より1ヶ月に1回地区の公民館に集まり、地域の課題や1年間の自治会の行事、そして行事の昔話を話しあうとともにお年寄りに来ていただいて、言い伝え等も聞き、各自が持っている風景や写真も序々に集めていき、「歴史・言い伝え」、「年中の歳時記」、「四季折々の写真」、等のデータ収集を行ってきました。
その中で「人」が知識として持っている財産は失われつつあり、今回その製作過程を残すとともに、地域内外の交流の場として、「愛桜会」と住民有志で述べ100人が携わり完成しました。
11月25日(土)初めての窯だしを行います。