5月8日を「ウズキヨウカ」「オズキヨウカ」とよびます。仏教では、潅仏会言われ釈迦の誕生日を祝う日とされています
お寺の縁先などに設けられた「花御堂」の中に、右手で天をさし左手で大地を指したかわいい「誕生仏」が祭られ、参拝者は小さな竹柄杓で甘茶を仏像の頭上から注ぎます。
レンゲや、たんぽぽ、松の芯などの美しい花々で屋根を葺いた「花御堂」は釈迦の母麻耶夫人が無憂樹の下で釈迦を生んだことにちなみ、また、甘茶をそそぐのは釈迦の誕生日の時、「八大し竜王」が歓喜のあまり甘露の雨を降らして湯欲みさせたという伝説に基づいています。
この日、新仏のある家では縁者を招いて供養し、「オズキ団子」を作って新仏に御供えします。また、一般家庭でも「花折り」といって、お寺参りや墓参りをします。